大兵工務店ブログ 二代棟梁記 > 2008 > 01月に投稿した記事一覧

日本はこんなに暑かった?!

子供の頃、この辺は暑い日の夕方、雷の起きる確率が高くて、

昼間暑くても、ザバっときて涼しくなったような気がするんですが(汗)

 

ということで、ひんやり冷たい物を。

そうです、石です。山門の根元のいしをすげてきました。

 

isi zennkei.jpg今回は黒御影石を、とあるところで加工してもらいました。

この二つはメインの柱の分でして、

高さは1メートル20センチほどあります。

が、見えるのは本磨き(黒くつやがある部分)のところわずか30センチ程度。

そんなに大きく必要なのか・・。

必要なんです。

山門を長きにわたって支えつづける為には、足元が重要。

どんなに上物がすばらしくても、倒れれしまったら意味をなさないですからね。

 

 

 isi suge.jpg

ちなみに、石一つ800キロくらいありまして、

とても人様でどうにかなる物ではないのでレッカーで吊りながら。

水平と位置をちょっとずつ、ちょっとずつ合わせて。

・・・そんな簡単にはできません、一ミリ単位で争ってますからね。

この石の位置で上物の位置が決まってしまいますので責任重大!!

 

無事にすげ終わり、見ていらっしゃったご住職に自分が、

「この石は殆ど見えなくなってしまいますが。」

すると、

「いや、見える。たとえ埋まってしまっていてもその思いはそとに出てくるものだ。」

・・・なんだか非情にうれしくなりました。

と、同時に

「カタチにするのは誰でも出来る。

重要なのはその建物にどれだけ想い、情熱を込められたかなんだ。」

と教えてくれた、ある大工さんの言葉を思い出しました。

自分たちのやるべき事は決まっているのかもしれませんね。