外観

家を建てたきっかけは?

築40年以上が経ったかつての住まいは、一部の床が抜けそうなほど老朽化が進んでいました。また、東・南・北の三方が隣家と接していることから、1階部分の日照と風通しが悪く、昼間でも暗かったり、冬は寒いなどのデメリットがあり、思い切って新しい家を建てることにしました。

まずは何から始めましたか?

実は、家の建て替えを検討したのはかれこれ20年ほど前になります。以来、住宅関係の本や雑誌に目を通し、どんな住まいがよいのかをとことん検討。近所の住宅展示場や建築会社の完成見学会にも足を運びました。 理想の住まいを検討するうちに、頭の中に「自然」「環境」「健康」といったキーワードが導き出され、私たち夫婦が出した答えは、日本古来の伝統技法でつくる「木の家」でした。そんな経緯があって定年後に家を建てることになったわけです。

大兵工務店と出会ったきっかけは?

代表者が栃木県の認定制度「とちぎマイスター(建築大工)」のお一人であることを知り、興味を持ちました。
自ら「宮大工の見学会」を主催して匠の技を披露するなど、数寄屋造りに代表される伝統技法の紹介・継承にも熱心な方です。

聞けば、一般住宅以外にも寺社建築、文化財や蔵の修復・修繕・改修、古民家の再生などにも関わっているとのこと。
あの宇都宮城の復元にも関わったことを知り、より信頼度が増しました。

お施主様と大兵工務店大工

その後、工務店の作業場を訪ね、代表者から直々に木材の種類や大工道具に関することなど、家づくりに関する「熱い話」をたくさん伺いました。木組みと漆喰で造る天然素材の家は、私たち夫婦が思い描く「自然」「環境」「健康」といったキーワードとピタリと一致。それから作業場に通うこと約3年。互いに十分なコミュニケーションを図ったうえで、理想の住まいづくりがスタートしました。

家づくりでこだわった点は?

木組みと漆喰で造る天然素材の家を基本に、かつての住まいのウィークポイントだった日照と風通し、暗くて寒いなどの問題点を改善してほしいとの要望を出しました。

ダイニングキッチン

それらの問題を解決するために、リビング・ダイニング・キッチンなど生活スペースはすべて2階へ。日照と風通しがすこぶる改善され、快適なLDKになりました。特に気に入っているのが梁組みがむき出しになった天井です。断熱処理が施されているので熱さ寒さ対策も万全。開放感たっぷりの空間が気に入っています。

ちなみに、今後歳を重ねたときを考慮して、1階の和室の隣にある納戸にもひと工夫。2階への上り下りが困難になったとき、納戸をキッチンにリフォームできるよう床下に配管を設置しました。目には見えない隠れたこだわりです。

プレイルーム(防音室)

もう一つ、新居を建てる際に外せなかったこだわりは、趣味の楽器を演奏するためのプレイルーム(防音室)です。木造住宅の防音作業は難易度が高かったそうですが、天井・壁・床を何重にもすることで音や振動の漏れを低減。ギター、ドラム、ピアノなどさまざまな楽器にも対応できる、お気に入りの空間が実現しました。新居の完成後は、大好きな楽器演奏を心おきなく、存分に楽しんでいます。

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