栃木市の文化財を・・・

 
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栃木市には、蔵のみならず歴史ある建物がたくさんあります。

小さい頃から見慣れているとそんなに感じないですが、

結構良いんです、建物が!!

 ・・ただ、老朽化が進んでいるものも多々ありまして。

そこで、これは後世に残さなくては!という意識のもと、栃木市の有形文化財でもある油田味噌さんの屋根および外部羽目板(昔は外壁に泥壁を塗ったあと、壁を保護する為に板張りとすることがありました)の張り替え等、やらせていただく事になりました。

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屋根の上に登ると・・・瓦、痛んでますねー。

乗ると割れそうなくらいです。

 

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 まずは、古い瓦を取り除いて・・・。昔の瓦は泥の上にのせただけの物が主流で、瓦降ろしより、泥を取り除く作業が大変で。幸栄瓦さんにお願いしました。

 

 

 

conv0003.jpg今では瓦桟という木でできた材料に引っかけて、瓦を銅線等で縛るんで、屋根が断然軽くなってます。屋根が重いと地震の時、揺れが大きくなりやすいです。アタマでっかち、みたいなイメージですかね。

じゃあ、悪いことばかりなのかというと・・・そうでもないんですねー。こういう屋根替えの工事をして泥を取り除くと、夏場に建物内部が以前より暑くなった、ということを聞いたりします。つまり、屋根の上の泥が断熱材の役割をしてたみたいです。泥ってすごいんです!!

conv0004.jpgまさに泥だらけになりながら取り除くと、な、なんと杉皮が現れました。

瓦は止水性が低いですから、その下に二次止水面の材料を敷いてあげます。

現在ではアスファルトをしみこませたものが一般的で。ただ、昔はそんなものはございませんでしたので、杉の皮を敷いていたんですね。

 

conv0005.jpgのサムネール画像のサムネール画像さて、さらにさらに杉皮まできれいに取り除いてあげると・・・、ようやく野地板が姿を現しました!これからが大工さんの仕事です。さすがに何十年もの風雪に耐えてくると・・

下地が大変なことになってます!!

でも、そこは百選錬磨の大工さんが集まってますから、ご安心を。「いいあんばい」

に収めてくれます。この「いいあんばい」って言葉、自分も大工になってから使うようになりましたが、使い方次第ででマイナスにも、プラスの意味にもなる言葉で。

「ここのところどんな感じで収めますか」

「いいあんばいにやっといてくれ。」

とか。この場合、自分で最良の収まりを考えて、仕事をしておけって意味でして。。。

決断と行動の訓練でもあります。

だから、そんなときのために人の仕事を見て覚えておかないと、えらい事になります。

職人は現場で育ちます。 つづく

2010年3月 2日

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