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伝承

INHERITANCE

先代から受け継いだこと、自ら学んだことや気づいたことなど、
50有余年にわたる知識・経験の蓄積を、
次の代に手渡したいと思っています。

知識・経験の蓄積
とちぎ蔵の街職人塾
次の代に手渡したい

二代目から受け継いだこと

自分を育ててくれた父と
おじの存在

二代目の父・新一は、六十代で他界するまで私の仕事を見守ってくれました。昔気質の大工職人といった趣で少し粗暴なところがありましたが、息子の私にはやさしく、また、とても義理人情に厚い人でした。

地元の旦那衆とのつながりができたのも、父が築いた人脈があったからこそ。名士の方々との交流は世代を超えて現在も続き、当社にとってかけがえのない財産になっています。

父は病弱だったため大工技術を学んだのは、おじの晶佑(しょうすけ)からでした。おじの家を建てながら指導を受け、また、自ら専門書を買い集め、独学で多くのことを学びました。

幼少期
7歳の兵一少年(右から3番目)
処女作(長谷川家住宅)
処女作(長谷川家住宅)

四代目に残したいこと

連綿と続く職人文化を後世に

「蔵の街とちぎ」と言われるように、地元には数多くの歴史的なまちなみと建造物が残っています。大工さん、左官屋さん、瓦屋さんなどの職人は暮らしに身近な存在で、未だに職人文化が息づいている稀有な地域だと思います。

この職人文化を伝承するために、有志を募って職人塾を立ち上げ、勉強会を重ねて知識と技術を共有する活動をスタートさせました。

令和元年には活動が認められて「NPO法人 とちぎ蔵の街職人塾」となり、親子以上に歳の離れたメンバーとも交流し、古くて新しい化学反応を起こしています。

運営の中核は四代目を中心とする若手に任せつつ、常にチャレンジする姿をこれからも示していきたいと思っています。

「老いては子に従え」の視点も必要かもしれません(笑)。

四代目・山本剛久
四代目・山本剛久
浄光院 落慶法要
現場の仕切りも次世代に